「情報なくしてリソースの価値なし」と表されるように、バイオリソースが科学の基盤として機能するために「情報」は必要不可欠な要素です。
統合情報開発室では、バイオリソースを研究や産業分野に広く効果的かつ効率的に利活用するために、バイオリソースの特性情報、ゲノム情報、画像情報等のバイオリソース関連情報を記述し、統合する技術開発を行うとともに、バイオリソース研究センターのホームページ等を通して、バイオリソース情報を世界に発信します。
統合情報開発室は、バイオリソース研究センターの中核であるバイオリソース整備事業の一つの室として、以下の3つのプログラムに取り組みます。
1.バイオリソース関連情報データ統合・国際標準化・横断検索等の研究開発
バイオリソース関連情報データの作成・発信、並びにその普及と利活用を促進するための統合化および標準化の推進に取り組みます。
健康、食料、環境・資源等の重要な研究領域でのバイオリソース利用拡大に向けた高度なデータ検索アプリケーションの開発を行います。
2.バイオリソースと情報のコミュニケーションツールとしてのホームページの拡充
バイオリソース情報提供において、Webページは中心的な役割を果たしています。
バイオリソース研究センターのウェブサイトを安定的に運用するとともに、各種疾患、健康長寿、食料環境等の社会のニーズ、さらには、研究における各種課題を解決するバイオリソースの案内など、様々なリソース利用ニーズに応えるコンテンツ公開を行います。
3.大規模データ解析技術及びデータ可視化技術等の研究開発
種々のビッグデータ解析による新たな生命機能や法則性の発見を試み、その社会活用を推進します。大規模データに基づく客観的エビデンスを起点として自然現象の解明を目指す「データ駆動生命科学」の基盤構築を先導します。